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2010年4月17日 (土)

ジェフリーバトルの「鐘」

 お晩!

 ところで某巨大掲示板で、カナダのジェフリー・バトルがかつて、ラフマニノフの「鐘」で演技していた事を知り、早速見てみたのだ。

 そ・れ・が…

 ↓これです!!

 http://www.youtube.com/watch#!v=lSbTaxPgexA&feature=related
 2005年世界選手権(モスクワ) ショートプログラム

 浅田真央と違って原曲に忠実なピアノ版だ。
 そして、音楽そのものを、表現しております!
 最後のストレートラインステップが音楽と合ってないけど、他にステップを入れる場所も無さそうだし、苦肉の策であろう。
 許します。

 浅田真央と同じ曲を使っているのに、全くの別物だ。
 勿論俺は、バトルの演技を支持します!

 浅田真央のは、アレンジが酷すぎる!!
 そりゃーフィギュアは音楽会じゃあ無いのだから、演技を効果的に見せるために、色々アレンジするのは「アリ」です。
 しかし許容範囲っちゅ~モンがあります!

 この「鐘」=前奏曲嬰ハ短調作品3-2は、簡単に言うとABA'Cという構成であるが、浅田真央のは勝手にAA'CA' に変えております。
 しかも最後に爆発音のような音で締めております。
 ラフマニノフが聴いたらブッ倒れるのでは、ないか?

Maoasadaenyukai100415a 園遊会の浅田真央 (1)

*

 それで、某ピアニストのブログで、ラフマニノフの「鐘」について、いろいろ書かれておりました。
 この曲にはいろいろな「背景」が、あるらしい。そして、この曲を演じ切った浅田真央のことを、大変ホめておりました。

 しかしながら、浅田真央が演じた「鐘」は、既にラフマニノフの手から離れた、「タラソワ版」と言ってもいい代物だ。
 なので、原曲の「背景」について語っても、あまり意味が無いのでは、ないか?
 この演技の意図を知りたいなら、タラソワ本人にインタビューした方が、早いと思いますよ?

 仮に某ピアニストが書いたような「背景」があったとして、それを4年に一度の、しかもカナダ開催のオリンピックで演じる事に、果たしてどんな意味があるんでしょうかね? 疑問が残る。

Maoasadaenyukai100415b 園遊会の浅田真央 (2)

*

 それで、意外にも某巨大掲示板には「鐘信者」なる人々がいて、浅田真央の「鐘」のこと絶賛しております。
 「鐘信者」によると、浅田真央がかつて演じたショパンのノクターンのような曲は、フワフワして軽すぎる、「鐘」は重厚で芸術的である、「鐘」で感動しない人は芸術的センスが無い。 …のだそうです。

 如何なものか?

 俺としては、あんな糞アレンジを施した段階で、芸術もヘッタクレも無い。曲調は確かに「重厚」だけど、音楽的には中身がありません。
 その点、キムヨナはSPもフリーも、上手に編曲していますね!

 あと、ショパンやリストやドビュッシーだって、それぞれ「背景」があるし、選手やコーチ次第で、幾らでも芸術的で「重厚」な演技に、出来る筈ですよ?

 曲調だけで「重厚」だの「芸術的」とか言うのは、それこそ芸術を理解しない人々の発言だと思いますね。

 バーなら

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